
サンフランシスコで最高の写真を
世界で最もロマンティックな都市と言われることも多いサンフランシスコでは写真の被写体には困りません。景観に恵まれた海、山、そしてランドマークと、美しい休暇をカメラに収める機会はいくらでもあります。サンフランシスコ市内・周辺の撮影にぴったりのスポットをご紹介しましょう。
アルカトラズ島
フィッシャーマンズワーフから2マイル(約3.2km)も離れていないところに浮かぶアルカトラズ島には、さまざまな歴史がぎゅっと詰まっています。当初は太平洋を照らす灯台が建てられましたが、その後アル・カポネやジョージ“マシンガン”ケリーなど最凶の囚人たちを収容する連邦刑務所となり、現在は最も観光客が多く、それゆえ写真を撮られることも多い観光地の一つとなっています。この島は長年非公開でしたが、公開されるようになってからは、島の内外を観光するためにたくさんの観光客が訪れるようになりました。ただ、1日の入島者数は制限されていますので、ぜひ事前にアルカトラズ・クルーズ(Alcatraz Cruises)に予約することをお薦めします。
ゴールデンゲートパーク
サンフランシスコ西端に沿って3マイル(約4.8km)広がる緑のワンダーランド、それがゴールデンゲートパークです。この19世紀末に作られた公園は1017エーカー(約4.1km²)と、ニューヨークのセントラルパーク以上の広さを誇り、その宝石のような美しさに写真愛好家たちは大喜びです。その見どころを詳しく話し始めるときりがありませんので、ここでは必見スポットをいくつかピックアップするだけにしておきます。
• コンサバトリー オブ フラワーズ
• ストウ湖
• オランダ風車
• ジャパニーズ ティー ガーデン
• サンフランシスコ植物園
• アーチ オブ コロニアル ツリーズ
• カリフォルニア科学アカデミー
• デ ヤング美術館
パレス オブ ファイン アーツ
1915年のパナマ太平洋万国博覧会の際に建設され、現在はサンフランシスコで最も多く撮影される被写体の一つとなりました。この美しい公園で最高の一枚を目指すにも、様々な選択肢があります。建物全体をぐるりと一回りして、好みのポイントを探すのがよいでしょう。人気スポットの一つは、池に映ったドームを前景にしてドームを撮影できる池の対岸です。
チャイナタウンのドラゴンゲート
グラントアベニューとストックトンストリートには、サンフランシスコを代表するモニュメントの一つ、チャイナタウンのドラゴンゲートがあります。この門の上にはライオン、龍、魚が並んでおり、富、繁栄、その他の幸運を象徴しています。北米で最も古い歴史を持つサンフランシスコのチャイナタウン。ここがその入り口です。
エンバーカデロ
サンフランシスコ東部のウォーターフロント沿いにも、たくさんのフォト スポットがあります。フォルソムとエンバーカデロの交差点近くにあるリンコンパークには、「大きな弓矢」の名で知られるキューピット スパン(Cupid’s Span)があります。この屋外彫刻はクレス・オルデンバーグとクージェ・ファン・ブリュッヘンの作品です。そこから少し右を向けば、かわいらしい天使が狙いを定めたベイブリッジが見えます。太陽の光の下に写すのもいいですし、ベイライト(the Bay Lights)輝く夜景もすてきです。トレジャーアイランド方向のベイブリッジにシャッターを切るのもいいでしょう。
ゴールデン ゲート ブリッジ
原型が1937年に完成したゴールデンゲートブリッジは、世界で最も人気があり、最も多く写真に撮られてきたランドマークの一つです。太平洋からサンフランシスコ湾へと至る海峡にちなんで名づけられたこの橋の躍動的な姿は、サンフランシスコ内のいくつかのポイントから眺めることができます。次に挙げるビューイングスポットは、すべて無料で公開されています。
• クリッシーフィールド
• ベイカービーチ
• チャイナビーチ
• ランズエンド
• プレシディオのラバーズレーン
• デ ヤング美術館のハモン・エデュケーション・タワー展望デッキ
• テレグラフヒルのコイトタワー
16番街のモザイク階段
モラガストリートと16番街の交差点近くにあるグランドビューパークの西側には、ほかでは決して見られないすばらしい階段があります。一段一段が色鮮やかなモザイクのタイルで彩られ、自然の風景や天体などが描かれているのです。それだけでなく、グランドビューパークへ上ればサンフランシスコ市内を一望でき、真っ赤に燃える夕日を眺めることもできます。
ロンバード ストリート
傾斜27度の坂道をジグザグに上るロンバードストリートの一画は、世界で最もカーブの多い通りの一つとして有名です。何といっても時速8kmに制限されたヘアピンカーブが8個もあるのですから。特にあじさいなどのよく手入れされた花壇が満開になる暖かい季節には、勇敢なドライバーたちが険しい坂道を走り下りるのを見るために、たくさんの観光客が集まってきます。それから、パウエル‐ハイド線のケーブルカーに飛び乗ってこのブロックの頂上へ行けば、そこはコイトタワー、アルカトラズ島、フィッシャーマンズワーフ、サンフランシスコ湾の絶好の撮影ポイントです。
ツインピークス
高さ約282mのツインピークスは、地理的にサンフランシスコの中心に位置しています。市内、サンフランシスコ湾、そしてその向うの太平洋を眺める360度のパノラマを提供してくれます。
タンク ヒル
タンクヒルはツインピークスほど有名ではありませんが、晴れた日に頂上に登ると同じくらい美しい景色を楽しむことができます。北にフィナンシャルディストリクトの摩天楼、東にカストロ、ミッション、ドッグパッチなどが見えます。早朝にはわき上がってくる霧が、夜には百万ドルの夜景が見どころです。
ビリーゴート ヒル
アクションショットを撮るならビリーゴートヒル・パークへ。ノイバレー南端に位置するこの公園に行くには、30番街かビーコンストリートからジグザグの坂道を約320m上らなければなりません。その代わり、1本のユーカリの木のそばにある平らな岩場、「玉座」に到着すれば、北東のダウンタウンから南東のバーナル ハイツまで展望することができます。そばで揺れている約9mのロープにはつかまって揺られてみたくなるでしょう。
スートロ バス
19世紀後半には世界最大の屋内プール複合施設であったスートロバス(Sutro Baths)。1960年代の大火で廃墟となってしまいましたが、現在はゴールデンゲート国立保養地(Golden Gate National Recreation Area)の所有となり、ゲーリーブルバードとグレートハイウェイが交差するオーシャンビーチ北端にあります。 潮騒の響くちょっと不気味なコンクリートの廃墟には、野生のゆりやイトスギが一面に繁茂しており、すべて無料で観光することができます。近くには伝説的なクリフ ハウス(Cliff House)があり、プールや海岸線、そして所有者を変えつつも長い歴史を生き抜いてきたこのレストランの美しい一枚を撮ることができます。
トレジャーアイランド
1939年のゴールデンゲート万国博覧会の際に作られた人工島。サンフランシスコの地平線が最もよく見える場所の一つとして有名です。アベニュー オブ ザ パーム沿いのショップに焦点を当てて、ベイブリッジからゴールデンゲートブリッジまでのウォーターフロント北部全体の美しい街並みを写真に収めましょう。また、万博由来の遺跡や印象深いグレート ローンの彫刻「ブリス・ダンス」など、パブリックアートが風景にアクセントを添えています。交通量が少なく、ベイブリッジの通行料が無料なので、スムーズかつ安価に写真を撮影することができます。
トップ オブ ザ マーク
インターコンチネンタル マーク ホプキンス ホテル19階にあるトップ オブ ザ マークは、サンフランシスコ最高のマティーニを出すことでよく知られています。地平線にサンフランシスコ湾、ゴールデンゲートブリッジ、グレース大聖堂、ハンチントンパークなど、360度のパノラマを楽しむことができることでも有名です。このサンフランシスコのホットスポットは、1939年の営業開始以来世界中のセレブ、有名人、観光客たちに大人気。すっきりと霧が晴れた夕方には、真っ赤に染まったサンフランシスコ内外の景色を眺めながらノスタルジックな気分に浸ることができます。
マンダリン オリエンタル
マンダリン オリエンタルはサンフランシスコで3番目に高い48階建てビルの上部11階にあるのですから、目を見張るような景色を眺めることができるのも当然です。この息をのむパノラマが豪華なホテルを完璧なものにしてくれるのです。どの客室でも申し分のない眺めを楽しむことができますが、ルームナンバーが「11」で終わる部屋を予約すると、ゴールデンゲートブリッジからベイブリッジまでを一望することができます。
サンフランシスコ郊外
ファラロン諸島
ファラロン諸島周辺はホオジロザメがしばしば現れることで有名で、「カリフォルニアのガラパゴス」とも呼ばれています。
クレト・エステート・ワイナリー
ナパと言えばクレト・エステート。ここでは雄大な山々だけでなく、ゆるやかに起伏する地形と美しい植物、そしてトスカナ様式の建物にも注目です。ありきたりでない特別な一枚が撮れるでしょう。
ディアブロ山
この「悪魔」という名前がついた山、アウトドア愛好家にはパラダイスです。ハイキング、サイクリング、クライミングで頂上へ登れば、何百kmも遠くまで見渡すことができます。一説によれば、これほど遠くまで見渡すことができる山は、世界でほかに一つしかないと言われています。
サンタクルーズ・ボードウォーク
サンタクルーズの見事な海岸線に沿って伸びる、この歴史ある遊歩道を歩けば、必ず楽しく1日を過ごしてすてきな写真を撮ることができます。笑顔、おいしい食べ物、そして昔ながらのジェットコースターがあります。きっと満足の1枚になるはずです。
カーメル・ミッション
18世紀にモントレー郡に建立されたスペインの伝道本部。カリフォルニアで最も草木のみずみずしく茂る地域の一つにあります。
ポイントレイズ
カリフォルニアに来たのなら、古典的ではありますが、やはりその岩だらけのごつごつとした海岸を写真に撮らない手はありません。ポイント レイズでは断崖絶壁、いわれのある建物、海辺の街並み、そして野生動物たちが待っています。