アルカトラズ島は、アメリカ西部初の灯台が置かれた場所でした。その後1934年から1963年まで連邦刑務所として使用され、アル・カポネやジョージ“マシンガン”ケリーなどの有名な受刑者を収容していました。かつて悪評だったこの刑務所島は、今や広さ8万エーカーを誇るベイエリアのゴールデンゲート国立保養地の一部となっています。
フィッシャーマンズワーフから1.5マイル(約2.4km)に位置するアルカトラズ島は、市内で最も人気の観光スポットの一つに挙げられます。島の観光には監房ツアーが含まれ、見学者は囚人がいた場所を実際に見ることができます。最後の受刑者は1963年に島から移送されたものの、刑務所のメイン収容棟は、構造上手付かずで、鉄格子や狭い独房(約2.7×1.5m)、食堂、図書室、それに反抗的な囚人も真っ暗闇の辛さに萎えた懲罰房「ダークホールズ」も、かつてのまま保存されています。
詳しい情報は、ウェブサイトで国立公園サービスにお問い合わせください。www.nps.gov/alcatraz/
ビジター向け一般情報
アルカトラズ・クルーズは、アルカトラズ島との往復便を提供する公認フェリー会社です。午前9:30に島行きの第一便が出港、その後終日30分間隔で運航しています。ただし、このクルーズはチケットが完売となることがよくあるため、できるだけ事前に計画し、ご希望のクルーズを予約するようにしてください。特に夏季や休暇シーズンはご予約をお忘れなく。
チケットのご購入、運航ダイヤの確認や詳しい情報は、アルカトラズ・クルーズのウェブサイトをご覧ください。www.alcatrazcruises.com
島内の観光は、ご自分のペースでどうぞ。形式的なガイドツアーはありませんが、刑務所見学ではオーディオツアーがご利用いただけます。受賞歴もあるオーディオツアーは、日本語、英語、スペイン語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、オランダ語、中国語を含む多くの言語で対応しています。島に到着後、またはフェリーのチケット購入時に併せて音声ガイドのレンタルが可能。また、アルカトラズ島イブニングツアーもあります。詳しい情報は、アルカトラズ・クルーズのウェブサイトをご覧ください。
島では毎日天候が変わり、時には一日のうちに天気が一転することもあります。1年の間いつでも暖かかったり、風が強かったり、雨天だったり。そんな気候に備える一番の方法は、重ね着をして履きなれた靴を履くことです。
アクセス
以下のサンフランシスコ市営鉄道(MUNI)の路線バスは、第33埠頭のホーンブロワー・アルカトラズ・ランディング(Hornblower Alcatraz Landing)から3ブロック以内に停車します。
サードストリート・バス8X番
プレシディオ&ワーブス・エクスプレス(Presidio & Wharves Express)バス82X番
路面電車Fライン(これが最短ルートです。ベイストリートの停留所をご利用ください)
タウンゼンド(Townsend)バス10番(平日限定。午後7時まで運行)
詳しい情報、ルート、時刻表については、サンフランシスコ市営交通局にアクセスするか、電話でお問い合わせください。(電話番号415.673.6864)
ご存知ですか?
アルカトラズが登場する映画:
「ザ・ロック」(1996年)
「告発」(1995年)
「アルカトラズからの脱出」(1979年)
「終身犯」(1963年)